矜恃館


矜恃館 館長

 

氏名

藤迫 智 ふじさこさとる

 

生年月日

1976年6月11日

 

出身

熊本県球磨郡錦町

 

学歴

町立錦中学校

副将・副キャプテン

県立人吉高校 普通科

大将・キャプテン

国立岡山大学 法学部(2001年卒)

大将・副キャプテン 

 

職歴

株式会社ナショナルフーズ 

株式会社ジェイウェイブ  取締役(~2011年5月)

 

現職

株式会社翔栄舎

代表取締役(2011年5月~)

一般社団法人九州スポーツコミュニティ

代表理事(2014年5月~)

ジャパン・アグリフューチャー・マネジメント株式会社

代表取締役(2015年5月~)

 

家族構成

妻・長女・長男・次男・三男の6人家族

(家族で那珂川町中原に現住)

 

構え

正眼・二刀(正二刀:右太刀/左小太刀)・上段

 

趣味

剣道・ゴルフ・読書・修理

 

好きな言葉

群れるな 孤高たれ

 

 

Q:剣道を始めたきっかけは??

 

A.「父に騙されて剣道始めました(笑)」

 

私が剣道を始めたのは、小学校1年生の時です。幼少から大変やんちゃだった私は、父に「空手がしたい!もっと強くなりたい!」と懇願しました。そしてついに空手道場に連れて行かれたのですが、その空手道場を横目に(当時体育館で空手と剣道が一緒に行われていました)、奥へ連れて行かれました。丸目先生(当時の先生です)から「じゃあ最初に竹刀を持って摺り足の稽古からしようか!」と言われ、「?」と思い、父に「空手じゃないんじゃないの??」と聞くと、父は「空手も摺り足が大切なんだ!摺り足ちゃんとしないと、空手はやらせてもらえないんだよ!」と言われスタートしたのが剣道の始まりです。「騙されている!!」と気が付いたのは週末でしたが、その週末いきなり試合があり、無理やり防具を付けられて出されたのを覚えています。当然、15秒程度で女の子剣士に負けてしまいました。その敗北が悔しくて続けることになりました。その当時に着けていた「竹胴」は、今も私の玄関に飾ってあります。

 

 

Q:剣道を辞めたいと思ったことは??

 

A.「大人達が、剣道と進学・就職を結びつける。それが嫌で剣道を辞めたいと思いました」

 

 小学校から大学まで剣道を行ってきましたが、剣道それ自体を辞めたいと考えたのは大学進学の時だと思います。剣道でもある程度の実績があると、高校進学からもそうだったのですが、剣道での推薦入学があたかも既定路線のようになってきます。剣道での推薦の話は、高校・大学進学の時からあったのですが、もともと剣道は好きでやっている事であり、進学や就職に繋げる気がさらさらありませんでしたので推薦の話は高校・大学進学とも断りました。しかし、大学の剣道場を覗きに行った際に(やっぱり気になっていたんでしょうね)、その当時の剣道部キャプテンから「剣道出来るんか?」と呼ばれ、部室にあった誰のか分からない稽古着・袴・防具を付けていきなり試合をする羽目になり、結局大学の体育会系剣道部へ入部しました。剣道は私にはよく合っていたとは思いますが、剣道で進学・就職などまったく考えていなかったので、大学卒業後も、剣道を元に就職に繋げることもしませんでした。私のようではないにしろ、大学までは剣道推薦で行ったが、公務員になることを拒否し、剣道を続けている当時の猛者が私が知るだけでもすごい数居ます。彼らが新しい道場をスタートしたり指導者として現れてくることを楽しみにしています。

 


矜恃館剣道クラブ 設立 2014年9月

 

 設立当初、那珂川市立安徳小学校と同市立安徳南小学校の2校にて道場を行っていましたが、那珂川市立那珂川南中学校の剣道場を当時の教頭先生のご厚意により、市教育委員会へご連絡頂き利用さて頂けるようになりました。少人数制にて、ゆっくりと剣道指導を行っております。19:00〜21:00は小学生と中学生が各習得状況毎に練習しています。20:10〜21:00までは、中学生への論理的考察による剣道の技及び攻防スタイルの習得、そして高校生及び大人の方々との練習等をこちらもゆっくりと行っております。

 

Q.剣道を教えるにあたり重視していることは?

 

A.「自らが考え、自らが行動に移し、自らが事の顛末の責任を持つ」

 

 私が剣道を通じて子供たちに伝えたいことは、子供たちひとりひとりが自らの意思で、自らの「個性」「多様性」を尊重することです。剣道をすることによって、幼少・小学生・中学生にとって最も重要な大切な時間(家庭・勉強・友達・趣味・遊び)を奪われては元も子もありません。「ゴールデンエイジ(3歳から14歳まで)」の時期に、子供たちの運動神経と他神経は極端な成長を見せます。したがって、「構えはこうしなさい」「素振り毎日100本しなさい」「1年間はひたすら切り返し!」などということは一切しません。基本的なことは当然教えますが、まずは「自由に剣道を楽しむこと」を重視しています。その中で、子供たちが子供たちなりの考えに基づいて剣道を形成していくのです。そこに技術的なこと、より実践レベルでの応用の「入口」を与えます。そして子供たちが自ら考え行動に移すことを最大限高めていくようにしています。「自由な考え・発想」とは、大変難しいものです。これからの世界は、自由な考えや発想が求められる世の中に今以上になっていきます。剣道を通じて、小さい時からそういった自由な発想の素地を作り、大人になった時に「自分で考え自分で行動に移し自分で責任を持つ」そういった子供たちになってもらいたいです。